辺境学ノート

photo
鶴見良行
定価 1600円+税
四六判 / 270頁 / 88年初版
ISBN4-8396-0040-6 C0030 Y1600E

【関連書】入門東南アジア研究  

今は亡き鶴見良行は1984年から86年にかけて、東インドネシアの辺境をじっくり歩いた。本書はこの海と島の旅のフィルドノートです。歩きながら考え、考えつつまた歩く。そこから何が見えてくるか…。鶴見アジア学の源泉であり、また実に楽しい若者への旅の「指南書」でもあります。イラスト・写真も著者。

●著者から一言●これは、東南アジアの海と島を旅しながらのフィールドノート。辺境を歩くと、あらゆる固定観念が壊れる。旅は私にとっての思考の方法そのものだ。歩きながら考える。あたかも私の大脳と眼は足について考えるかのごとくだ。アジアの田舎を歩き、海、魚、船を眺めながら、私は日本について考え続ける。

【目次】

第1章 南東スラウェシ
/ 鍛冶屋の島・サルタンの城
第2章 南スラウェシ
/ ペテペテの旅
第3章 南カリマンタン
/エビ養殖と浜造船の村
第4章 アル群島
/エビとナマコと真珠貝

[めこん HomePageへ]