バンコク自分探しのリング
- ムエタイを選んだ5人の若者 -

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吉川秀樹著(文と写真)
定価 1500円+税
四六判 / 274頁 / 99年初版
ISBN4-8396-0123-2 C0030 Y1500E
●書評●

仕事を辞め、学校を捨て、「生きる手ざわり」をムエタイ(タイ式キックボクシング)のリングに求めて単身タイに渡った五人の男女。彼らはムエタイという過酷な世界、しかも異国の地に、何を求めたのか。自らも新聞社のカメラマンを辞め、自分自身の存在の手触りを探し求めていた著者が、共感をもって彼らの生きざまをルポしたフォト・ドキュメント。

【目次】

●登場人物プロフィール●
@元メーカーの営業担当。26歳。男。「ずっと逃げていた。仕事からも。でももう逃げない」
A美大中退、元プログラマー。22歳。女。「強くなりたい。ずっと落ちこぼれだったから」
Bタイで二四勝一八敗。23歳。男。「ぬくい環境にいると駄目なんです。自分を孤独に追い込まないと」
C元アル中の30歳。男。「確実に年はとってきているけど、少しでも多く試合したい」D元プロボクサー。27歳。男。「このままじゃ終われない・・・」

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