チャンパ
めこん選書D
-歴史・末裔・建築 -

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桃木至朗・樋口英夫(写真)・重枝豊
定価 2800円+税
四六判 / 272頁 / 99年初版
ISBN4-8396-0131-3 C0330 Y2800E

【関連書】東南アジアの遺跡を歩く

東南アジアの歴史の中で非常に重要な役割を果たしながら、実態が知られることのなかった謎の王国チャンパ。現在はベトナム各地に独特の寺院遺跡が静かにたたずみ、王国の末裔たちが各国に散らばって伝統をひっそりと守り続けているだけです。が、近年東南アジア史、東南アジア建築史が再構築される中で、このチャンパがにわかに脚光を浴びてきました。今後、東南アジア研究の「目玉」になってきそうな雰囲気です。
本書はこのチャンパを初めて総合的かつ専門的に概説した意欲作です。
10年近く憑かれたようにチャンパを撮り続けているカメラマン樋口英夫氏の貴重な写真も収めました。

【目次】

【新しい歴史】東南アジアとチャンパから
サーフィン文化と林巴/「インド化された国家」チャンパ/海の王者チャンパ/文明と情報はチャンパから/ベトナムの南進とチャンパの滅亡/チャムの残光/エピローグ 【末裔たちの日々】
ベトナム/カンボジア/中国/タイ/マレーシア/ 【チャンパ建築史序説】
チャンパ建築の基本構造/チャンパ建築の分布/チャンパ建築の発展過程/東南アジア建築解明の鍵/ベトナムの文化遺跡保存の現状

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