東南アジアのキリスト教

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寺田勇文(編)
定価 3800円+税
A5判 / 304頁 / 2002年初版
ISBN4-8396-0149-6 C0016 Y3800E

【関連書】 入門東南アジア研究

 東南アジアのキリスト教は、仏教やイスラーム教の陰に隠れている印象もありますが、歴史的、文化的、社会的に無視しがたい存在です。
 本書はこのきわめて多様な東南アジア各地のキリスト教のあり方を各地域の研究者がフィールドワークに基づいて考察したものです。
 東南アジアのキリスト教がこのようにまとめて紹介されるのは日本で初めてです。
【内容と執筆者】
第1章 聖者の行進:聖週間儀礼から見たビサヤ民俗社会●川田牧人(中京大学)
第2章 イグレシア・ニ・クリスト:フィリピン生まれのキリスト教会● 寺田勇文(上智大学)
第3章 タイ(シャム)におけるキリスト教● 石井米雄(神田外語大)
第4章 エーヤーワディ流域地方における王朝時代のキリスト教●伊東 利 勝(愛知大学)
第5章 中国、ビルマ、タイ国境地帯の宣教活動と少数民族●豊田三佳(英国ハル大学)
第6章 カンボジアの伝統社会とキリスト教●石澤良昭(上智大学)
第7章 ベトナムのカトリック:政治的状況と民衆の生活の形 ●萩原 修子(熊本学園大学)
第8章 マレーシア・カトリック教会におけるポスト・コロニアリズム●奥村みさ(中京大学)
第9章 フローレス島におけるカトリックへの「改宗」と実践●青木恵理子(竜谷大学)






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