路地の経済社会学

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‐タイのインフォーマルセクターについて
定価 2500円+税
A5判 / 160頁 / 2001年初版
ISBN4-8396-0151-8 C0033 Y2500E

バンコクの街を歩いてみれば大通りでも、ソイの奥にも屋台商人の姿を必ず目にするでしょう。
彼らのほとんどは行政から認知をされた上で活動しているのではなく、いわば”もぐり”の商売(非公式経済活動=インフォーマルセクター)なのです。
しかしかれらの存在なくしては、人々の生活も、経済も成り立たないほど大きなウエイトを占めています。
著者はインフォーマルセクターの経済活動の意味、役割を知るため、実態を観察し、アンケート調査を実施し、本書にまとめました。

【目次】

■第1章 経済活動をめぐって
1.「インフォーマル・セクター」の登場
2.「インフォーマル・セクター」と「フォーマル・セクターの関係
3.越境する経済活動

■第2章 「インフォーマル・セクター」の存在の意味
1.「非公式経済活動」の実態
2.なせ「インフォーマル・セクター」に留まっているか
■第3章 タイにおける「インフォーマル・セクター」研究の現状
1.研究の概況
2.統計に見た「非公式経済活動」
■第4章 「非公式経済活動」に関するケース・スタディ
1.屋台商
2.縫製下請け
3.モーターサイクル・タクシー
■第5章 ケース・スタディの比較
■第6章 将来見通しと生き残る可能性
1.屋台商
2.縫製下請け
3.モーターサイクル・タクシー
■第7章 追跡調査
■第8章 タイの「非公式経済活動」
■第9章 最終的思考と制作形勢へのコメント

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