夫婦で暮らしたラオス

──スローライフの二年間

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菊地良一・菊地晶子著
定価 1500円+税
46判 / 294頁 / 2004年初版
ISBN4-8396-0171-2 C0030 Y1500E

●書評●

 生きがいをアジアに求めるシニアたちが急増しています。定年になってもまだエネルギーは十分、アジアの各地で専門家やボランティアとして自慢の技術を伝えたい、という元気あふれる熟年世代です。この夫婦もTV製作の指導にラオスにやってきました。のんびり、ゆっくりしたラオスでの近所づきあい。スローライフを満喫した二年間のエッセイです。シニア向きに活字も大きく、写真もたっぷり。「ラオス入門」としても最適です。

【目次】

第1章 はじめてのビエンチャン
赤い街・水の街【R&Å】家さがし【R】契約交渉【R】村の我が家【R】ボーペンニャン【R】我が家の助っ人たち【R】カオ・パンサー【R】

第2章 村の生活――その一
ワット・チョンペット【R】モーニングコーヒー【R】マダムの買い物【A】ジャガ芋が消えた日【A】ノイさんの料理【A】マダムの料理【A】マダムの誕生日【R】爆弾事件続発【R】内戦の後遺症【R】電話代【R】自家用車購入【R】メコン川増水【R】ティアさん【A】ラッキーさん【A】ラッキーさんの親戚【A】ヤックくん【R】菜園の収穫【R】タイへの買い出し【R】ボートレースの日【A】タートルアン祭り【R】得度式【A】

第3章 村の生活――その二
朝の散歩コース【A】夕方の散歩コース【A】我が家の小動物たち【A】アナ―マイ【A】村の子どもたち――タコブの実【A】村の子どもたち――ラオス語の先生【A】新年のバーシー【R】スーカンさんの夢【R】ドロボー騒動【R】我が家の防犯対策【R】高校生と道普請【A】お盆のちまきづくり【A】末子相続【A】オーク・パンサーと灯籠流し【A】

第4章 ビエンチャン観光
タートルアン【R】アヌサワリー【R】タラ・サオ【A】ワット・ホー・パケオ【R】ワット・シーサケート【R】動物園【R】岩塩工場【R】ナムグム・ダム【R】陶器村【R】

第5章 小旅行――シェンクワン
ジャール平原【R】ワット・ピアワットの廃墟【R】クラスター爆弾の悲劇【R】電気のない街【A】

第6章 小旅行――ルアンパバーン
古都ルアンパバーン【R】大晦日の市【R】パレード【R】パバーン仏の渡御【R】奉納舞い【R】

第7章 TV番組制作
農業普及庁【R】小型デジタル・カメラ【R】月間予定表(ホワイト・ボード)【R】時間厳守【R】技術移転(番組の作り方)【R】ラオ国営テレビの「若き獅子たち」【R】

第8章 さらばビエンチャン
我が家の年末年始【R】秘書になったラッキーさん【A】食堂を出したティアさん【A】我が家の「ピーマイ・ラオ」【A】お別れバーシー【R】引っ越し【R】空港で【A】

あとがき

【R】は菊地良一、【A】は菊地晶子が担当。

【著者プロフィール】
菊地良一
1939年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、1963−96年NHKに勤務し、教養・教育番組のディレクター、プロデューサーとして多くの番組を手がける。93−95年、JICA専門家としてタイ国営テレビ・チャンネル11で番組制作指導にあたる。96−99年、放送大学学園勤務。00−02年、ラオスでJICAシニア海外ボランティアとして農業普及番組の制作指導にあたった。
菊地晶子
1944年東京生まれ。65年日本女子経済短期大学卒業後、結婚。一人娘は91年に結婚。その後、夫とともにバンコクとビエンチャンでそれぞれ2年間の生活を送る。

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