研究、時事問題、NGO、エッセイ…早稲田大学のアジア研究者を中心に、多彩な書き手が集まって、アジアを論じます。特集を軸に、軽く読めて、深い内容をモットーに、年2回のペースで発行していきます。今月の特集は「アジアにおける産業の勃興」です。
早稲田アジア機構とは→http://www.kikou.waseda.ac.jp/asia
【目次】
編集長挨拶 現代アジアの光と影 小口彦太
巻頭口絵写真 第2タイ−ラオス友好橋 川口正志
フィールドから─Photo Essay 国境地帯の「におい」をもとめて 峯田史郎
巻頭論文 世紀の実験──「中国モデル」をどう考えるか? 毛利和子
特集 アジアにおける産業の勃興──その光と影
高成長を持続する東アジア経済の現状と将来 浦田秀次郎
依存関係を深めながら展開するアジア農業─現状と課題 堀口健治・石田信隆
中国の大衆資本主義 丸川知雄
韓国経済と企業の光と陰──総合商社員が体験した韓国の日常経済 百瀬 格
パシコムおじさんの見たスハルト開発独裁 村井吉敬
東日本大震災と日本自動車部品産業 小林英夫
マニラ新聞から見た日本の報道 水谷竹秀
[ワセダアジアレビュー10号に寄せて] アジアの大学を歩いて 奥島孝康
IAS研究プロジェクト報告
人モノの流れと経済統合──ソーシャル・ロジスティクス研究所の開設とその活動報告 戸崎 肇
次世代研究者の論考
地域密着型軍隊としての中国人民解放軍──中国における地方の軍事機構、軍分区の役割 弓野正宏
第55回アジアセミナー報告
死刑台から教壇へ──私が体験した韓国現代史 康 宗憲
第59回アジアセミナー報告
韓国人のナショナル・アイデンティティと北朝鮮・南北統一への認識変化 李 來榮
OAS連続セミナー 講義ノート
セマウル運動を振り返る 伊藤亜人
My Field :ワセダからアジアへ
フィリピンとプアーツアリズム 川瀬真由
アジアを食べる@早稲田界隈 シャンの家庭料理──ふるさとの味と広がり 砂井紫里
書籍紹介 小林英夫
機構長コラム 中国ビジネスは大変ですよ 小口彦太
What’s Going on? 早稲田大学アジア研究機構からのお知らせ
アジアのNGO 活動現場から アジアのダルフール──ビルマで続く内戦 秋元由紀