【書評再録】
◎毎日新聞2004年12月12日掲載

上海で働く
須藤みか著

 上海はいま、活気が全市に漲っていて、住んで働くのに非常に魅力的な都市である。  その上海で働いている元気いっぱいの日本人たち18人にインタヴューしている。ほとんどが20−30代の若者たちだが、40−50代の人も若干いる。不動産営業、フローリスト、日本語教師、CMプロデューサー、シュークリーム店経営、服飾デザイナー、電子部品メーカー工場統括部長、植物組織培養業など千差万別である。つまり、上海はどのような職でも受け入れるのだ。  もっとも、働き暮らすのに日本のようには平穏無事ではない。「えっ、どうして」というようなことがあっても、楽しければ良いという前向きの人、上海は思う存分仕事をして、しっかり稼げる街ですよ。

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