農民、僧侶、娼婦、タイの“普通の人々”は近代化の波の中で、何を考え、どう生きているのか。短編小説の粋とも言うべき完成された見事な連作集。
【目次】
金色の足の青蛙 借金百姓 種男 豚のように生きれば 偽医者 ある政治家 安産の板 天は恵む 百姓とナーイ・ハーン 天国の住人 ケーム・カム 恐るべき事故 名札 黄泉の使いたち 妖怪 そのうち、あんたも分かるさ 臣民