タイ人と働く
-ヒエラルキー的社会と気配り-

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ヘンリー・ホームズ&スチャダー・タントンタウィー
末廣昭訳
定価 2000円+税
四六判 / 272頁 / 2000年初版/07年第5刷
ISBN4-8396-0134-8 C0030 Y2000E
●書評●

【関連書】タイで働く

タイ人と働いていると、思いもよらないようなトラブルが生じることがあります。商習慣の違い、価値観の違い、背景となる歴史の違い…。つまり、それらを一つ一つ分析し、どうやったら彼らとうまくやっていけるかを考えることは、ユニークな「タイ人論」につながっていくわけです。
本書はそうしたコンセプトで、タイのビジネスに造詣の深い社会学者が書き下ろしました。一九九五年にバンコクで出版されて以来、欧米のビジネスマンの間で好評を博し、バイブル的存在になっています。
訳者は『タイの財閥』などの著書で、タイ経済の分析ではナンバー1の末廣昭東大教授。「タイ人の気配りと仕事・企業観」という解説もたいへん説得力があります。

【目次】

序章 日本人役員の失敗
第1章 コンフリクトを解剖する
章2章 タイ人社会の「コーナーストーン」人間関係とヒエラルキー社会
第3章 タイにおける3つの世界
第4章 経営での鍵となるタイ的概念
第5章 仕事の上手な進め方
第6章 オフィスの外での社会的役割
第7章 タイ・ビジネス文化の変容・動揺・進歩
◎解説 タイ人の気配りと仕事企業観

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