研究、時事問題、NGO、エッセイ…早稲田大学のアジア研究者を中心に、多彩な書き手が集まって、アジアを論じます。特集を軸に、軽く読めて、深い内容をモットーに、年2回のペースで発行していきます。今月の特集は「沖縄を考える」です。
早稲田アジア研究機構とは
【目次】
機構長コラム 「法律認識のギャップはかくも恐ろしい」 小口彦太
フィールドから──Photo Essay 「うないイズム」 勝方=稲福恵子
巻頭論文 「沖縄返還「核密約」をめぐる言説空間──若泉敬著作を手掛かりに」 後藤乾一
【特集】
沖縄を考える
沖縄基地重圧の実像──命の二重基準は許されるか 松元 剛
戦後世界の中の沖縄 我部政明
戦争の記憶と感情の問題──沖縄の「戦後」と震災後が交差する場所から 北村 毅
歴史の記憶装置としての「史歌」論序説 波照間永吉
なぜ今、琉球独立なのか──琉球と日本との新たな関係性を考える 松島泰勝
沖縄からの、太平洋文学──本浜秀彦
シリーズ歴史の証人
元日本社会党副書記長 曽我祐次氏に聞く
国交正常化四〇年の中の日中衝突 毛里和子
次世代研究者論文
「移住労働との狭間で不可視化する人身取引──カンボジアを事例に」 島﨑裕子
My Field :ワセダからアジアへ
インド農村でみつめた「今までの私、これからの私」 高須奈央
書籍紹介
小林英夫
アジアを食べる@早稲田界隈
追憶の台湾料理 海鮮の、いま 砂井紫里(早稲田大学イスラーム地域研究機構研究助手)
What's going on?
早稲田大学アジア研究機構からのお知らせ
アジアのNGO 活動現場から
教師のレベルアップのためにカンボジアに渡ったベテラン教師たち 増子夕夏
巻頭口絵写真
平穏な生活かき乱す「世界一危険な」基地 普天間 撮影:松元 剛[写真:琉球新報提供]