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書評「学問の複合性を内在した入口の書」~『地域学者と歩くベトナム』

2025年6月27日付 週刊読書人 

著者:長坂康代(敬和学園大学准教授・文化人類学、都市人類学)


桜井由躬雄著「地域学者と歩くベトナム」について、敬和学園大学の長坂康代・准教授が書評を書いてくださいました。極めて丁寧な読み込みとご紹介に感謝いたします。


~書評より引用~

本書は、歴史的、民族的に多様で、各地で文化が異なるベトナムの広がりと深みを感じとることができ、読む人びとを魅了するだろう。歴史学や一つの学問ディシプリンをもつ人が、平明にベトナムの「生活細部にくまなく分け入り、しかも、全土にわたって」その文化を表象しようとした本書は、旅行案内のレベルではない、本邦初の文化紹介書である。


全文はこちら。


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