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緑色の野帖ー東南アジアの歴史を歩くー

桜井由躬雄著

定価 2800円+税

四六判 / 444頁 / 1997年初版

ISBN4-8396-0105-4 C0030 Y2800E


【関連書】 ハノイの憂鬱

歴史家とは本来、旅のガイドのようなものではないだろうか。風景の積み重なりが歴史を読み解く鍵になる……。これが著者の持論です。そこで、彼は歩きまわります。スタートはベトナムのドンソン文化。そして、インド化、港市都市、イスラムの到来、商業の時代、高度成長を経て最後はドイモイ。つまり、東南アジアをひとまわりするうちに3000年の歴史を学んでしまうという仕掛け。ドンソン文化からドイモイまでを歩く壮大な歴史紀行です。貴重な写真もたっぷり、楽しく考える旅をどうぞ。


【目次】


序章 旅のはじめに──バンコク

第1章 歴史ここに始まる──ベトナム北部・フングエン

第2章 王国の始まり──ベトナム北部コーロア

第3章 青銅のトライアングル──タイ東北部・バーンチェン

第4章 熱帯山地の巨人たち──スマトラ・パスマ

第5章 異人の王──ベトナム南部・オケオ

第6章 湿地の中の文明──ボルネオ・クタイ

第7章 「インド化」の故郷を求めて──インド南部・カンチープラム

第8章 海の帝国──スマトラ・パレンバン

第9章 現在の村落国家──ジャワ西部・スンダ

第10章 クメールの栄光──タイ東北部

第11章 最後のインド化──スマトラ・バルス

第12章 港市の歴史──スマトラ・パレンバン

第13章 そしてイスラムが来た──スラウェシ南部

第14章 商業の時代──沖縄・八重山諸島

第15章 照葉樹林の商人王国──雲南・シプソンパンナー

第16章 移動する農民たち──タイ東北部

第17章 海上の摩天楼──シンガポール

第18章 女神たちの高度成長──バンコク

第19章 ドイモイの憂鬱──ハノイ

終章 旅のなかばに──追想の土屋健治

株式会社めこん

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