押川典昭さん『プラムディヤ・アナンタ・トゥールとその時代』が毎日出版文化賞を受賞!
- Aya Kimura
- 7 時間前
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押川典昭さんの『プラムディヤ・アナンタ・トゥールとその時代』(上・下)が11月3日、優れた著作物や出版活動を顕彰する毎日出版文化賞の特別賞を受賞しました。
押川さんは、インドネシアの作家プラムディヤ・アナンタ・トゥールの『人間の大地』4部作などを翻訳しました。プラムディヤ・アナンタ・トゥールは、民族と人間の問題を一貫して問い続けたアジアの代表的作家。4部作は、インドネシアの民族意識の覚醒期を扱った壮大な歴史大河小説です。
押川さんはこの4部作の翻訳で2007年に読売文学賞を受賞した後、2025年に今回の受賞作となった『プラムディヤ・アナンタ・トゥールとその時代』を執筆しました。そして世界初の本格評伝として高い評価を得ました。(写真は、プラムディヤ・アナンタ・トゥールさんと筆者〈右〉、1989年)
毎日新聞社によると、選考対象は、2025年8月までの1年間に初版が刊行された出版物や、同時期に完結した全集など。出版社からの自薦と毎日新聞社が委嘱した方々による推薦で計329点が集まり、予選選考と最終選考会を経て受賞作が決まりました。
特別賞のほか、文学・芸術部門では『YABUNONAKA―ヤブノナカー』(金原ひとみ著、文芸春秋)、人文・社会部門では『未完の建築 前川國男論・戦後編』(松隈洋著、みすず書房)などが選出されました。
↓毎日新聞より
