NGOの源流をたずねて――難民救済から政策提言まで

JVCブックレット003

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金 敬黙(キム ギョンムク)編著
定価880円+税
四六判変型・並製・172ページ
ISBN978-4-8396-0244-4 C0330

【関連書】JVCブックレット001 イラクで私は泣いて笑う JVCブックレット002 ガザの八百屋は今日もからっぽ
NGOの選択 NGOの時代 NGOの挑戦(上)  難民キャンプのパントマイム
ネグロス・マイラブ 母なるメコン  イサーンの百姓たち すべてのいのちの輝きのために
学生のためのフィールドワーク入門

 
日本のNGOの草分けJVC(日本国際ボランティアセンター)の創設期、発展期、現在の3人のリーダーへのインタビューをもとに、NGOの本質に迫ります。

【JVCブックレットとは】
JVC=(日本国際ボランティアセンター)と連携して作りはじめた新しいブックレットのシリーズです。
ジャンル=国際関係、紛争、市民運動、NGO活動など。
内容と書き手=マスメディアでは伝わってこない「現場の声」の声が基本です。書き手は現場で活動あるいは取材してきた人たちと研究者。
体裁と価格=四六判変型(縦長)・並製・100〜150ページ。定価800円〜900円台。
装丁=水戸部功によるすっきりと読みやすいレイアウト。

【編著者と対談相手はこんな人たちです】
金 敬黙(キム ギョンムク)
中京大学国際教養学部 准教授。
1972年、東京生まれ。韓国外国語大学卒業後、東京大学大学院修了。大学院在籍中、1999年から2002年までJVC事務局に勤務。2005年、中京大学教養部専任講師。2007年より現職。JVC理事も務める。
著書:『国際協力NGOのフロンティア』(共著)(明石書店、2007年)、『越境するNGOネットワーク』(単著)(明石書店、2008年)等。


インタビューの相手
星野 昌子(ほしの まさこ)
1932年、東京生まれ。大学卒業後、専業主婦を経て1965年に青年海外協力隊第1期の日本語教師としてラオスへ。在ラオス大使館勤務を経て移住したタイで、JVC創設の中心的な役割を担う。その後、かながわ女性センター館長、日本NPOセンター代表理事、敬愛大学教授、2008年G8サミット・NGOフォーラム代表などを歴任。

熊岡 路矢(くまおか みちや)
1947年、東京生まれ。自動車整備士を経て1980年タイ国境難民キャンプでの救援活動とJVC創設に参加。UNHCRシンガポールでの任務の後、カンボジアで日本初の民間援助となる「平和」技術学校を開設。その後、副代表、代表理事として各地の人道支援に携わる。現在、東京大学大学院客員教授、難民審査参与員などを務める。著書に『カンボジア最前線』(岩波書店)他。

谷山 博史(たにやま ひろし)
日本国際ボランティアセンター(JVC)代表理事。
1958年東京生まれ。大学院在学中からJVCに参加。1986年からタイ・カンボジア国境の難民キャンプで活動。その後タイ、ラオス、カンボジアの駐在を経て、1994年から事務局長を務める。2002年からJVCアフガニスタン代表。2006年より現職。国際協力NGOセンター(JANIC)副理事長も務める。

【目次】

はじめに

第1章 時代が生んだNGO
      そもそもNGOとは何か
      NGOとして、国として
      日本の国際協力NGOの台頭

第2章 組織を立ち上げた人々の原理と行動
      ――星野昌子さんに聞く
      国際協力の時代がやってきた
      最初は誰だってド素人
      星野さんの話を聞いて…

第3章 対立の記憶を超えて
      ――熊岡路矢さんに聞く       NGOによる人道支援と開発
      現場から学ぶこと
      熊岡さんの話を聞いて…

第4章 NGO脱政治のポリティクスを乗り越えて
      ――谷山博史さんに聞く
      戦争と平和に向き合うNGO
      新しい価値とスタイルの組織へ
      谷山さんの話を聞いて…

おわりに
   








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